古伊万里赤絵金彩桜花文輪花七寸皿
香炉の透蓋を連想させる意匠で、桜花の配置の粗密によって、丸みを帯びて膨らんでいるようにも見えます。
やや摩耗していますが、桜の花芯や蔓には〔金彩〕が施されています。
丁寧に拭われた痕跡が器全面に見られますが、拭いの影響をもっとも強く受けるはずの皿中央部の〔金彩〕がかなり良好な状態であることから、本器はかなり大切に扱われてきたことが判ります。
桜花を結ぶ唐草文風の「葉や枝」の輪郭線には〔紫彩〕が用いられ、紫の濃淡で表現された葉は、春の若葉の色合いを思わせます。
白い花弁の中心に赤い線を細く引き、花弁の先端を青く染めることで、[桜花]に華やかさと立体感を表現し、文様に幻想的・清楚・可憐・初々しい雰囲気が与えられています。
[桜花]それぞれの花弁一つ一つに上釉を盛り上げるように重ね塗りすることで花弁の白い色合いと透明感を表し、見る角度によっては[桜花]が白地から浮き上がって見えます。
中央部の〔桜唐草〕の周囲に、〔金彩〕と〔赤〕の半円を交互に書き重ねた飾り紋、〔染付〕の細い輪郭線、〔赤〕の組紐紋、といった装飾を廻すことで〔桜唐草〕との間の余白の[白さ]を一層際立たせています。
これらの区画線で外周の濃密な色彩の〔赤塗り〕面と一線を画し、桜の華やかながら清純な印象や咲き誇る生命感を一層強くしています。
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