かんりょくゆうぎんかつぼ

漢緑釉銀化壺

【商品番号】:C-260
漢緑釉銀化壺(C260-126)

 器壁表面に轆轤目の凹凸が見られます。

 器表の土錆や銀化によるテクスチャーは、印象派画家の点描画技法のように大小さまざまな斑点で構成され、複雑な発色が見られます。

 銀化部分の色味や反射の様子から、銀化膜は細かな細片によって構成されていることがわかります。

 銀化膜の厚みや光の反射の程度によって、緑釉地の色味が透けて見えています。

 土錆もほとんどが銀化膜と同様に細片となっています。

 画像中央付近の緑釉地は、表面にできた銀化膜が剥落して露出したものです。

 銀化膜が剥落した部分では、緑釉地が露出しています。

 露出した緑釉地は、艶やかで透明感があることがわかります。

 銀化膜・緑釉地双方に、モザイクのような細かな貫入があることがわかります。

 この細かな貫入から浸み込んだ水が、長い歳月をかけて少しづつ釉の内部へと浸食し続けた結果、釉表面付近に透明な薄膜の多層構造を形成したものと推測されます。

 銀化膜の細片ごとに風化の度合いに僅かな差が生じることで微妙に異なる発色が現れるものと考えられます。

 (※ロールオーバーで剥落部分の拡大図を表示)

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