ちょうせんからつみずさし

朝鮮唐津水指

-希望販売価格-

金60万円

応相談

※販売価格は基本・内税

販売中

【商品番号】:N-002
【時代推定】:17世紀初頭・桃山時代
[桐箱あり]

寸法

 高:14.7cm

長径:16.4cm

短径:12.2cm


 この水指は、古くから好事家達の間で〔朝鮮唐津〕と呼ばれ珍重されている唐津焼の一つです。

 〔朝鮮唐津〕という呼び名の由来には、「作風が朝鮮中部の諸窯で焼かれたやきものの流れを汲むところから朝鮮唐津と呼ばれた」「李氏朝鮮時代に朝鮮半島の会寧という所で造られた〔やきもの〕に似ていることから朝鮮唐津と呼ばれるようになった」など諸説ありますが、純日本製の作品です。

 主に九州の〔藤ノ川内窯〕〔岸岳帆柱窯〕〔岸岳皿谷窯〕〔道納屋谷窯〕などで天正年間(1573~1592)ころから焼造されるようになり、鉄分を含む赤黒い胎土に白色系の藁灰釉と黒色系の飴釉を掛け分けるように施した作品をいいます。

 底板となる丸型の粘土板を取り巻くように紐状の粘土を巻き付け、その上に紐状にした粘土を積み重ねるようにして水指の形を造り、内と外の器壁を小さな凹凸の付いた叩き道具を用いて胎土を叩き締めるように整形した様子が、べた底の様子、轆轤目のような痕、表面の連続した凹凸などから窺え、この作品が古式の紐・叩き造りであることが示されています。
 また、底部畳付角の削りは、江戸前期以前の古い時代によく用いられていた形式です。

 胴部に見られる轆轤を用いて溝状に削り込んだ数本の飾り線は器全体の印象を引き締め、釉の発色に様々な変化を与えています。

 器の上部に施された灰釉は、窯の高温で溶け流れて飴釉の中へ滲み込むように溶け込み、その一部がコバルト色に美しく発色して文様のように現れ、器に思わぬ変化を添えています。
 このコバルト色の発色は朝鮮唐津の作品の特徴といわれています。

 飴釉の釉溜り凸部の磨耗の状態やしっとりと落ち着いた釉調などから、伝世品の持つ妙味のある趣が伝わってくる作品です。


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