ごすあかえ さかずき・こざら

呉須赤絵 盃・小皿

(各五客一組)

-希望販売価格-

金15万円

応相談

※販売価格は基本・内税

販売中

【商品番号】:C-368
【時代推定】:明時代末期~清時代
[箱なし]

寸法

盃:高3.3cm×径5.2cm

皿:高2.0cm×径8.2cm


 小振りで使いやすい呉須赤絵の盃と小皿の各々五客のセットです。

 〈呉須赤絵〉とは中国陶磁器の一様式をさす日本での呼称で、〈赤呉須〉や〈赤絵呉須〉とも呼ばれています。
 日本で一般に〈呉須手〉と称される厚手の胎作りに奔放な絵文様をもつ染付磁器あるいは無地の白磁素地に、燃えるような赤を基調とし、緑・黄・青の釉彩(ゆうさい)で奔放な図柄の上絵付けを焼き付けたもので、明時代末期から清時代初期頃にかけて中国南部の福建省漳州近傍の窯を中心にして焼成されたとされています。
 その当時、(原産地にとっての)海外で人気が高く、大量に輸出されたこともあって、原産地に於ける遺品の数が少ないといわれています。
 また、民窯らしい艶美(えんび)な表情があるとして茶人が愛好したともいわれ、碗や盃・小皿などの小品の類は市場で目にする機会が少ないとされています。

 この盃と小皿は、作られた当初は夫々が十とか二十個が一組になっていたであろうと考えられます。
 〈呉須赤絵〉の[赤]の色合は色落ちし易いことから、本器が頻繁に用いられながらも「大切に扱われてきた」ことが窺えます。
 「盃」には赤を活かしながらも白の余白を多めに残し、緑を効果的に配した清涼感のある絵付けが施されています。
 「皿」には赤・緑・黄の色の〈輪〉模様を中央に配し、その周囲に連なるようにひらひらと舞う四羽の《蝶》と雲気とがバランスよく描かれています。
 これらの洗練された文様には、今日でも見劣りしないデザイン感覚を感じます。

 器の状態から、大切にされながらも頻繁に用いられていたことが窺われます。
 宴の席で欠かせない器として、場を盛り上げる一助となり、多くの人々を楽しませたことでしょう。
 皿中央の円文様が盃の高台とほぼ同径ですので、組み合わせて「托盞」のように用いてみるのも楽しいでしょう。


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『呉須赤絵 盃・小皿(各五客一組)』(C-368)
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